インターネット時代の性教育 by TechCrunch

インターネット時代の性教育 – TechCrunch

【込み入った話題】
今の性教育、というより、子どもたちを取り巻く性事情は、昔とは明らかに違う状況にある。ここで言う昔を私は生きていないのだけど、インターネットの普及が引き起こす影響の大きさを考えると、違う、と言う事にそれなりの確信を得ても良いものと思う。

現代の子どもたちは、昔に比べて非常に早い段階でアダルトコンテンツに触れる。早いだけでなく、量も無限と言えるほどのコンテンツがインターネットにはあり、無料でアクセスできる。それらに触発された者がはしがきとも呼べる類の行動を取り、「性の低年齢化」として問題扱いされるケースも多い。性の低年齢化でインターネットを検索してみると、なんとか子どもから性を遠ざけようとする論調が見られるが、現実問題としてそんな事ができるはずも無いだろう。また、インターネットが正しい事も間違った事も等価値に見せる場所であることを忘れてはいけない。どれがバランスの取れた正しい情報源なのか、子どもたちに判断する能力は無い事が多いし、ではどう行動すれば良いのか、判断の実践的なマニュアルとなりうる体系化されたものに行き当たる事はほぼ無い。

以上を念頭に置くと、何が起こり、何が正しい方法で、どういった態度であるべきなのか、知っておく事は重大な意味を持つ。子どもたちそれぞれにそういった教育を施す責任があるのは、網羅的に慣れると言う意味で両親か義務教育と言う事になるだろう。

こういった話を持ち出しやすいのは、やはり親になるのだろうか。だがだとすれば、その親を充分に教育するのは誰なのか、という事になる。親だからといって正しい知識を身につけているとは限らないし、性教育を行う確証も持てない。となるとやはり学校でやるべきということになる。

教育の現場では、そういったセンシティブな話題は個々の環境の差もあって触れにくいという現場の話をよく耳にする。だが、高度に発達した文化的生物として、人生に関わる事項はきちんと教育するべきだと思うのだ。そうすることで、多くの不幸が防止され、世界全体がより幸福になって行くだろう。

インターネット時代の性教育 by TechCrunch” への1件のフィードバック

  1. 学校が適してるってのはおそらくそうだろうね。差はあるだろうけれどもそれでも一定レベルの指導が行われることが公教育というものだし。とはいえ先生という生き物は俗物的ではないから講義が学術的なものに寄って結局いまの指導と変わらないってことがありそうな気も。
    あと寝た子を起こすな的なネムイこと言い出す親も一定数いそう。
    なんにせよしばらく追いつかないだろうなぁ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です