LINE、Facebook メッセンジャー、iMessage の比較

ふと思い立って、自分がよく使っているメッセージングアプリケーションの比較をしてみることにした。記事執筆時点の最新版を使用している。今回はタイムラインなどのSNS機能は省いて、直接的なコミュニケーションに関する機能のみを扱う。

LINE Facebook iMessage
文字送信
画像送信
ビデオ送信
音声送信
ファイル送信
グループ会話
グループの名前
グループアイコン ×
スタンプ ×
アニメスタンプ ×
位置情報送信 ◯ 投稿に付加
いいね × ◯ ビッグいいねも可 ×
対応機器 PC(イマイチ)、スマホ PC、スマホ Apple 製品のみ
画像一覧 未検証
アルバム × ×
ノート × ×
背景画像 × ×
既読機能 △ オフにできない
相手の入力表示 ×
無料通話 ◯ PCは利用不可 ◯ FaceTime オーディオ
無料ビデオ通話 × ◯ FaceTime

案外いろいろ差がある。だが結局一番すっきりと統合されているのは LINE ということになりそうだ。使用実感とも乖離していないのであまり疑う余地もなかろう。

ここからは表に出てこない部分をつらつらと書く。まずは見た目の話である。読みやすさの観点から言えば、これは LINE が優っている。というよりか、その他が劣っている。iMessage などは、文字と吹き出しのコントラストが高すぎて見にくい。LINEのように控えめな緑のバブルがちょうどいいのである。

次に音声送信だが、これは iMessage に一日の長がある。それはその送信方法においてだ。iMessage では、入力エリアの右にあるマイクボタンを押しっぱなしにするだけで音が録音され、そのまま指を上にスライドすると即送信される。これは非常にハードルが低い。また音声を聞く場合も、電話を耳に当てるだけで自動再生される。あるいは電話を耳に当てる動作で自動的に録音を開始し、電話を下ろすことで送信することもできる。この使い勝手に関してはずば抜けていると言えるだろう。すごく気楽にメッセージ送信がなされる。

PC での使用については、 LINE はかなり劣っている。具体的には、ノートが使用できないことと、Apple 絵文字が表示されないことである。iPhone から送られたメッセージを表示しても(Mac でさえ)絵文字表示ができない。かなり印象に違いがある。LINE オリジナルの絵文字やスタンプは表示できる。

そんなところだろうか。アジアでは LINE のユーザー数が多いことも手伝って、この三者の中では比較的 LINE が使われているようだが、人間関係の様子によって Facebook で送られてきたり、iMessage で送られてきたりとまちまちなのが現状である。さらには Twitter で連絡が来たり、メールで連絡が来たり、連絡手段には事欠かない現代人であるが、気持ちを使い分けられるので便利なことも事実であり、どれかを捨てようという話にはならないのがまた皮肉なところである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です