シドニアの継衛を体験してきた

2015年3月7日と8日の2日間、新宿マルイ ANNEX にて、シドニアの映画公開記念で Oculus Rift を使った継衛(作中に登場する有人戦闘ロボット)の乗組体験をやっていると聞きつけて行ってきました。

結論から言うと、とても良かったです。Rift 以外の様々な要素が没入感を高めており、「ああ…これ俺なんかが乗ったらあかんヤツや…確実に死ぬ…」って気持ちになりました。継衛に乗るのって命がけなんですね…恐怖感ありました。

シドニアチケット

ANNEX の6階にシドニアストアができているので、そこで何か買うと整理券をもらえます。私は使えるものをと思ってクリアファイルを買いました。いざ、出陣。では、感想。

良かった事

揺れる

すごい振動します。揺り動かされるわけじゃなくて、細かくて振幅の大きな振動がビビビビと。なんと形容したものかわかりませんが、継衛で言えば動力系の振動が背中から全身に伝わる感じがしました。これだけでゾクゾクしました。完全に引き込まれました。素晴らしい。

操縦桿がある

操縦桿

リアルな操縦桿が両手用に作られていて、そいつを操作して発進します。と言っても右手をひねるだけなので簡単です。これは継衛に乗ってるんだ感を強固にしました。

それから、手の落ち着きどころがあるってのがいいですね。素の VR HMD をかぶると、大抵手がない事に違和感を覚えるので、両手でグリップを握っとけばいいってのは所在無さの解消に何役かかっている感じがしました。まあ Leap Motion とかで手を出しちゃうのでもいいとは思いますけど、触れるってのは安心感があっていいなあと。

サウンドの作り込みが凄い

良いゲームデザイナーは如何にサウンドが重要か理解しているとはよく言われますが、今回のサウンド作りは素晴らしいの一言でした。

乗り込んでいる継衛が出しているであろう機械の様々な音や、オペレーターから緊張感のある少し早口の発進シーケンス、それに混ざって発進に向けてざわざわと忙しそうな音など、到底捉えきれない大量の情報が耳を圧倒しました。この音が、「ああ…現実なんだな…」(※現実じゃありません)っていう感覚を強くしました。とにかく情報量が多くて、他のことを考える隙がなかったのが印象的で、まあ RPG なんかで要素を積み重ねて世界観を満たしていくのと似ているのかもしれませんね。

現実が割り込んで来ない

割と都内各所で Rift 体験が可能な場所にはせっせと出かけている方なんですが、結構鼻のところから光が漏れてきて現実とのリンクを感じる場面は多いです。ですが今回のシドニア体験は、Rift の状態が良かったのか何か工夫をしていたのかわかりませんが、かぶると本当にすっぽりと視界を覆ってくれてとても快適でした。

短い

短いことが功を奏しています。1分も無いくらいですかね。無駄に戦わせたりしないのがいい。酔う可能性もほぼ無いし、継衛に乗ってるんだっていう興奮状態のまま体験を終えられます。将来的には戦いたい気もしないでは無いですが。

椅子が良い

今回の椅子は細身の私でも膝をぎゅっとくっつけて座らざるを得ない感じになってて、この狭さで継衛に乗っ(以下繰り返し

狭さには自由を奪ってコンテンツに集中させる効果もあったし、VR の中のキャラの足と姿勢が一致するという効果も(狙ったのかはわかりませんが)ありました。

良くなかった事

今回は良く無い事はほとんどなかったです。強いて言えば、正直 DK2 の映像はもう見慣れてきて、むしろ粗がすごく気になるようになってきました。まあその辺は Crescent Bay や製品版で改良されるんでしょうが、逆に映像がそこそこでも音や振動であそこまでドキドキさせられるんだなあと思うと未来の明るさに感動したりします。してました。終わった後もブースの横で人々の反応を観察しながら。

まとめ

とはいえ、体験ソフト自体の作り込みはサイコーでした。別にシドニアファンじゃないけど(アニメは見てたけど)、アニメに使われた 3D モデルを使って作り、音もあんなに綺麗に作っていて、スタッフさんのオペレーションも良かった。久々に感動しました。でもやっぱり視野角170度くらいの VR HMD ホシイ。どうやって作るんだというところは置いておいて。あと、音はちゃんと作ろうと思いました。

明日もやってるから暇な人は行ってみるといいよ!

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