2015年3月21,22日に東京ビッグサイトで開催された、AnimeJapan 2015。そこで何社かが VR の展示を行うとのことで、ワクワクしながら見に行きました。見に行ったのは以下の3件。
- Production I.G「宇宙戦艦ヤマト」艦外体験ツアー 約10分
- 動画工房「BREETSCHLAG」アートバトル体験 約4分
- Production I.G「翠星のガルガンティア」チェインバー搭乗体験 約3分
ソニーのブースでもすでに市販されている HMD を使った展示をやっていたようでしたが、時間の関係で行けませんでした。
※いつもに増してロクな写真が無いことをお詫びします。
Production I.G「宇宙戦艦ヤマト」艦外体験ツアー
最初に見たのがこれ。Oculus Rift を使って、宇宙戦艦ヤマトの構造を艦外から解説してもらえるというもの。外装修理用の台に乗って、ヤマトの周りを一周しながらあれは何でこれは何でと説明をしてくれます。ヤマトって大浴場ついてるんですね。(以下ネタバレを含む)そして最後にはなんと戦闘に巻き込まれてしまいます。離れてしまったヤマトから煙がもくもく上がってるのを見ると不安になりますね。
公共の場に展示される VR としては珍しく、10分と長いコンテンツでした。宇宙空間ということもあって酔わないか心配しましたが、激しい動きは全く無いためかそういった問題はありませんでした。
ただ、視界を動かすとそれに合わせてモデルの輪郭がガタガタと揺れており、その点が唯一不満でした。これは恐らくディスプレイの特性によるもので、完全な黒からスイッチングするときに1フレーム光ってしまう(だったような)事によるものでしょう(違ってたら誰かコメントしてください)。完全な黒を避ける事で対応できるという話も聞きますし、将来のバージョンでは改善されるらしいのであまり気にすることはないのでしょう。
動画工房「BREETSCHLAG」アートバトル体験
次に見たのは、魔法を使って敵と戦うもの。これは手に持ったスティックで空中に記号を書き記す事で、そこから魔法攻撃が繰り出されるというもの。定番の Leap Motion で動きを取ってました。気にすればわかる程度の遅延はありましたが、あのくらいな許容範囲かな…没入感という意味ではもう少し行ったほうが良い気もしますが、Leap 側の問題なら弄るのは難しそうだしなあ。
単純な感想としてはとっても面白かったです。いつも受動的に見るコンテンツばかりだったので、自分が手を動かした通りに空間にインタラクションできるのはこんなに楽しいのかと。魔法が認識されて魔法陣が展開された時は感動しました。しばし現実を忘れましたよ。
そういえば、魔法の認識がこれにそっくりなんですけど関係あるんでしょうか。
Production I.G「翠星のガルガンティア」チェインバー搭乗体験
最後はオタク諸兄の憧れである(違う?)所の、アニメに出てくるロボットに搭乗するコンテンツを視聴しました。なにやら未来的なコックピットが眼前に広がり、嵐の海で作戦を遂行します。3人に1人は実物大?の頭部に乗り込めるのですが、運良く私も乗ることができました(ちょっと恥ずかしかった)。
これが結構視界を揺らしてくるので、弱い人は酔ってしまうかも。私はギリギリ…「うわー楽しーい☆wktk」という気持ちになるよう努めたら良いにくくなりました。精神状態大事ですね。
なかなか製品版が発売されない VR 機器ですが、熱はどんどん拡大していて先が楽しみな分野です。願わくば、自分もその一翼を担いたい…頑張ります。