進撃の巨人展に行ってきた。主な展示は、漫画の原画展、リアルに再現された作中の小物(「リヴァイのブレード」「ミカサのマフラー」など)、それと超大型巨人である。別料金だが、Oculus Rift を使い、トロスト区奪還作戦に参加した一人の兵士を追体験するツアーもある(個人的にはこれが見たかった)。あんまりネタバレも良くないので少しだけ。
原画展では、諫山創先生の製作した原画が展示されていた。原画展というのは初めてだったが、印刷されたものとは違い、作り方が見える様子が面白かった。また、先生のコメントがちょくちょく見られて、舞台裏を覗く気分も味わえた。
続いて実物に再現された作中の品の数々が展示される場所に出る。これはイルゼの遺品。巨人によって保管されていたものである。他にもたくさんある。リヴァイのブレード撮ればよかったなあ。
そして冒頭画像の超大型巨人。デカかった。これに立ち向かう勇気は異常。
そして展示を終え、兵団購買部をスルーして外に出る。おや?彼はもしや…
出ました。スペシャルゲストの2m級?巨人。展示会開催を祝って、その辺のお客さんを捕食しにきたようだ。
スタッフさんにも従って温厚なようであったが、時折お客さんを食べてしまうこともあった。噛み付かれたお客さんは皆さんとても嬉しそう。実は巨人と人類の需給はマッチしているのではと戦慄した瞬間だった。
最後に、Oculus Rift によるトロスト区奪還作戦体験ツアー。アニメの世界にVRで(公式が)入れてくれるこのツアー、さすがのリアル感に興奮している余裕がなかった。人類を襲う巨人の素早さは、立体機動で高速移動している自分を瞬間的に掴んでしまうようなもので、ちょうど巨人の反対側を見ていたため、始めは自分が捕まったことに気づかず「あぁ…こりゃ食われても仕方ねえ…」と思わされた。まあ、ミカサに助けられたんだけど。そういえば巨人の口の中は壮観だった。舌が分厚い。タン何枚になるんだろう。
巨人エレンのデカさも意味不明だった。あれは心強いわ。安心感ある。…なんだかんだと細かい描写はあったけど、手の届きそうなところにミカサやアルミンがいる感覚、意外に広いトロスト区など、世界観を堪能しまくれるツアーだった。できればコントローラーでもいいから付けて自由に飛び回りたい。
以上、結構楽しめると思うので、大人前売り1,900円とちょっと高めだが行ってみてはいかがだろうか。会期は2015年1月25日(日)まで。上野の森美術館にて。